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人工妊娠中絶

安全、無痛の手術を心がけています

妊娠された場合でも、母体の健康状態や何らかの理由により、赤ちゃんを出産できない場合があります。妊娠11週6日までを初期の「人工妊娠中絶術」、それ以降、妊娠21週6日までを「中期中絶」として対応しています。

人工妊娠中絶術は、子宮内での妊娠が確定後、母体保護法に基づき、結婚している場合は配偶者の同意書、未婚の場合は本人の同意のみを得たうえで、必要な術前検査を行ない手術日を決めて行います。

おりものの多い方は性感染症検査を行い、病原体が見つかれば、感染症の治療後に手術を行うことを勧めしています。

予期しない妊娠による人工妊娠中絶では、手術前にスタッフが患者さんに詳しく話を伺い、心のケアも実施していますのでご安心ください。

初期人工妊娠中絶

分娩経験のない方や前回の分娩が帝王切開などで子宮の入口が開きにくい方は、子宮頸部を開く前処置が必要です。手術は午前中に静脈麻酔で行い、5〜10分程度の日帰り入院手術となり、午後には麻酔が覚め、帰宅することができます。 帰宅後、安静ののち翌日には、出血の確認のために受診してください。その後も出血や排卵の確認のために外来通院が数回必要です。 手術費用は自費の前払いとなります。費用には術後3回までの通院と経口避妊薬(ピル)の処方説明料も含まれています。 当院では患者さんの安全とプライバシー確保のため、1日に1件の手術しか行わず、希望により土曜日も可能です。

妊娠9週6日まで

121,000円(税込み)(MVA吸引セット使用 137,500円)(税込み)

妊娠11週6日まで

132,000円(税込み)

上記費用には、術後3回の通院と経口避妊薬処方説明料を含みます

  • 1*妊娠診断

    問診を含めた診察、内診、超音波検査、尿検査などから、子宮内で妊娠していることを確認します。

    2*手術前の準備

    手術の説明とともに、手術日を決定します。同意書の記入・提出とともに、手術前の血液検査や必要により帯下のクラミジア・淋菌の検査を行います。手術日は、検査後3日目以降となります。

    3*手術前日

    分娩経験のない方、前回の分娩が帝王切開の方、高齢の方など子宮の入口が開きにくい方は、安全に手術を行い、次の妊娠や分娩に障害が出ないように、子宮頸部を開く前処置を行います。 その後、改めて手術の説明を行いますので同意書を持参してください。前処置のあとは、入浴はダメでシャワーのみ可能です。 前処置のない方も含めて、前日22時以降は絶食となります。自宅が遠い方など、希望があれば、追加費用は発生しますが一泊入院も可能です。

    朝食は取らず、8時30分に来院してください。麻酔をするので、車やバイクなどの運転はできません。会計を済ませた後、同意書を確認します。 その後、術衣に着替え手術室に入ります。手術室にて麻酔を行い、痛みのない状態で手術を行います。5〜10分程度の手術です。術後の状態が落ち着けば、個室に移動します。

    5*術後の流れ

    麻酔が切れるまで2〜3時間安静にしてください。その後、術後の説明と避妊指導を行い、薬を受取り退院となります。

    6*翌日以降

    手術の翌日は通院で、子宮内の出血状態を確認します。手術日と翌日は安静にしてください。その後も出血と排卵の状態確認のため、2〜3回の通院と投薬が必要となるのが一般的です。 翌日からシャワーは可能で、出血が落ち着けば入浴もできます。手術後に希望があれば経口避妊薬(ピル)の説明と処方を行います。生理は、術後1カ月程度で生じることが多いですが、生理不順の方は遅れることもあります。

中期人工妊娠中絶

妊娠12週0日から21週6日までの人工妊娠中絶を中期人工妊娠中絶といいます。中期人工妊娠中絶は、入院期間が3~4日となり初期に比べ費用もかかります。費用は自費診療となり、入院時の前支払いとなります。

妊娠21週6日まで

495,000円(税込み)

4日間入院の場合:4日間の個室入院と食事費用

当院では、子宮口が固い状態で陣痛を無理に起こすことがないよう、入院後1〜2日間かけて子宮口を軟化する処置を行い、子宮口が十分に軟化し、ある程度開いた状態で、陣痛を起こす薬を投与し、比較的短時間の陣痛で半日~1日以内に胎児を出産していただきます。

胎児の出産後に胎盤が出てきますが、胎盤組織の一部が子宮内に残る場合は、出産後2日目に手術が必要になることもあります。その後、出血の有無、体力の回復を確認した後、退院となります。赤ちゃんは火葬が必要となるので、死産届を区役所に提出し火葬許可証を発行してもらいます。退院時に、葬儀社に連絡し火葬を依頼することもできます。 当院では、手術を受ける方のプライバシー確保のため、個室入院となります。 また、子宮に対する手術(帝王切開や子宮筋腫核出術)を受けた方や内科的な合併症のある方は中期中絶術をお受けできない場合があり、その際は信頼できる病院を紹介します。 人工妊娠中絶を繰り返さないためにも、避妊を確実に心がけてください。 妊娠中絶をされた方には、ピルや子宮内避妊器具(リング)による避妊相談も行い、早期にピルの処方も可能です。ピルの初回指導料も無料なので気軽に相談してください。子宮内避妊器具(リング)は初回月経終了後に挿入します。

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